或るレールを渡る

そして通り過ぎて行く

2023年、目標とか

2023年。

 思えば2020年からもう3年も過ぎているのだけれど、まだふと今年を2020年としてカウントしてしまう時がある。自分の中での時間が止まってしまっている感覚だ。東京オリンピックも1年以上前の話なのに、まだ開催されていないような気分になる。昔、人喰いの大鷲トリコの開発が遅れに遅れて、ついにPS4で発売された後もなんとなくまだ「人喰いの大鷲トリコいつ発売するのかなー」とか思ってしまう時があったけど、その感覚に近いかもしれない。

 さて、この時期になるととりあえず今年の抱負や目標を考えるのだけど、今年はどうしよう。まず思うのは、娘が産まれてから勉強する時間がないと逃げていた情報処理試験をついに本気で向き合わないといけないということ。今年の春にシステムアーキテクトを受ける予定で、そのために去年の秋試験で午前1免除券を手に入れておいた。高度情報処理試験データベーススペシャリスト、情報処理安全確保支援士の2種目(情報処理安全確保支援士は厳密には高度情報処理試験とは別の位置付けだけどこの括りにしておく)を取得済みで、次は論文系かなーと思っていたが、なかなか思い腰が上がらなかった。「勉強してて楽しくない」とか「新しい知識が手に入るわけじゃないし」とか言っていたが、結局は論文から逃げているだけだ。論文、難しいんだよな。自分の周りには技術士の試験を受け、一次試験の論文を突破している友人がいる。本人はその後の面接で落ちていることを気にしているが、一次試験を突破する論文が書けるだけでも凄いと思う。そして周囲に勉強している人がいることで自分も良い刺激を貰っている。

 娘が産まれてからは自由時間がめっきりと減り、少ない時間を何に使うか、逆に言えば何に時間を使わないかが大切になってきた。情報処理試験の他にも、AtCoderで上のランクに行きたいなーとか、絵が描けるようになりたいなーとか、ピクミン3の「お宝を集めろ」で全部プラチナメダルにしたいなーとかやりたいことはあるけど、どれも取り掛かろうとすると「これをやってて良いのか?」という気分になってしまう。自分にとって情報処理試験は目標でもあり自分を縛る鎖でもある。とりあえず論文系資格を取らないといつまで経ってもこの感覚からは抜け出せないみたいだ。